「ケアマネジャーってどうやって探すの?紹介された人と合わなかったらどうするの?」——そんな疑問を持っている方に向けて書きます。
私は働きながら、1人で両親を介護しています。この記事では、最初に紹介されたケアマネジャーとは契約しなかったこと、そのあと思いがけない形で今のケアマネジャーに出会ったこと、母と父のケアマネジャーを同じ人にまとめたことを、実際にあった順番で書きます。
結論: 紹介された人とは契約せず、思わぬきっかけで今のケアマネジャーに出会いました
先に結論を書きます。
地域包括支援センターに相談したとき紹介してもらったケアマネジャーとは、結局契約しませんでした。理由は、母の体調が急変するという想定外の出来事が重なったからです。
最終的には、その急変への対応の流れの中で入所した施設系列の居宅介護支援事業所のケアマネジャーに、母と父、2人分をお願いすることになりました。
「探して選んだ」というより「巡り合った」に近い経緯ですが、同じように迷っている方の参考になればと思います。
ケアマネジャーとは何をしてくれる人か
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護保険サービスを使うときの「ケアプラン(介護サービス計画)」を作ってくれる専門職です。
要介護度や本人・家族の希望をふまえて、デイサービスや訪問介護、福祉用具のレンタルなど、どのサービスをどう組み合わせるかを一緒に考え、事業所との調整も担ってくれます。契約すると、月1回程度の訪問(モニタリング)で状況を確認してもらえます。
ケアマネの探し方3パターン
ケアマネジャーの探し方は、大きく3つあると言われています。
地域包括支援センターで紹介してもらう
地域包括支援センターに相談すると、近隣の居宅介護支援事業所を紹介してもらえます。私も最初はこの方法で、1件紹介を受けました。
居宅介護支援事業所のリストから選ぶ
自治体の窓口などでもらえる事業所リストから、自分で連絡して選ぶ方法です。地域包括支援センターでも「リストの中から自分で探して連絡してください」という案内を受けました。
病院・施設からの紹介
入院先の病院や、入所した施設に系列の居宅介護支援事業所がある場合、そこから紹介を受ける方法です。私の場合、結果的にこのパターンで今のケアマネジャーと出会いました。
わが家の場合: 母の急変がきっかけで、流れが変わりました
紹介された1件目のケアマネジャーとは、契約する前の段階でした。決め手がないまま契約を進めるのは気が乗らず、迷っているうちに、それどころではない出来事が起きました。
リハビリ病院からの退院を控えていた時期、母の様子がおかしくなったのです。呼びかけへの反応が普段より鈍く、お見舞いに来た親戚も「反応が薄い気がする」と気づくほどでした。
看護師さんに確認すると「熱っぽい」とのことで原因を調べてもらうことになりましたが、日に日に具合が悪くなるのに、はっきりした説明のないまま数日が過ぎていきました。こちらから問い合わせて、ようやく「どうも胆嚢炎らしい」とわかったときには、もどかしい思いをしたのを覚えています。
治療方針は抗生物質での経過観察とのことでしたが、これ以上様子を見ているのは危ないと感じ、以前に父が胃がん手術のときに同じく胆のう摘出を受けた病院への転院を、こちらから申し出ました。結果的に救急搬送・緊急手術となり、一命をとりとめました。
ちょうど父の心臓手術(病気ばっかりですね)の時期とも重なっていて、両親の対応が同時に降りかかる、まさに「てんてこまい」という言葉がぴったりの数日間でした。同じように親が2人とも介護・療養中という方は、こういう「重なるときは重なる」感覚に共感してもらえるかもしれません。
緊急手術のあと、家に直接戻る計画もありましたが、自宅のリフォーム(バリアフリー化など)がまだ終わっていなかったため、リフォーム完了までの数か月間、いったん施設に入所することになりました。その施設系列の居宅介護支援事業所のケアマネジャーが付いてくれたのが、私にとって初めて契約したケアマネジャーです。
父のケアマネジャーも同じ人にまとめました
母のケアマネジャーが決まったあと、父のケアマネジャーもこの方に一本化しました。
理由はシンプルで、母と父それぞれに別のケアマネジャーがつくと、私1人で2人のケアマネジャーとやり取りしなければならなくなるからです。1人にまとめられるなら、そのほうが負担が少ないと考えました。
もうひとつ理由があります。母のケアマネジャーは女性で、母自身も女性なので相性の面で安心できたことと、若い方でしたがこちらの意向をよくくみ取って動いてくれる印象があったので、父のケアマネジャーもこの方にお願いすることに迷いはありませんでした。
決め手になったポイントと初回面談の様子
正直に書くと、初回面談は「自分で選んだ」という感覚ではありませんでした。施設と契約する際、所長さんと一緒にいらしたのが、今のケアマネジャーでした。
当時はケアマネジャーが何をしてくれる人なのかもよくわからないまま、「契約しないといけないんだろう」という感じで始まった面談です。第一印象も、女性の方なので母のことをいろいろ相談できそうかな、という程度でした。
ただ、実際に付き合いが始まってから、決め手と言えるポイントがはっきりしてきました。
- 母(介護される人)にも、私(介護する人)にも、それぞれ寄り添ってくれること
- いろいろなお願いをしても、きちんと対応してくれること
- こちらが気づいていないことまで「こうしたほうがいいのでは」と提案してくれること
第一印象は特別なものではなくても、実際にやり取りを重ねる中で信頼できるかどうかが決まる——これがわが家の実感です。
合わなかったら変更できる(知っておくと安心)
ケアマネジャーは、途中で変更することができます。これは一般的な制度としての話ですが、知っておくと心の負担が少し軽くなると思います。
実際、わが家でも最初に紹介されたケアマネジャーとは、契約前の段階で「この人にお願いする」とは決めませんでした。契約後に変更したわけではありませんが、「紹介された人=絶対にこの人」ではないという感覚は、このときの経験からも実感しています。
合わないと感じたら、地域包括支援センターに再度相談する、他の居宅介護支援事業所を探す、といった選択肢があります。無理に我慢を続ける必要はありません。
追記: このケアマネジャーさんは現在産休中で、いまは先輩の男性ケアマネジャーさんが引き継いで担当してくださっています。新しい方も丁寧に対応してくださっていて、変わらず安心してお任せできています。
まとめ
- ケアマネジャーの探し方には、地域包括支援センターの紹介・事業所リストからの選択・病院や施設からの紹介の3パターンがあります
- わが家は最初の紹介では契約せず、母の急な体調変化をきっかけに入所した施設系列のケアマネジャーと契約しました
- 母と父のケアマネジャーは、負担軽減のためあえて同じ人にまとめました
- 合わないと感じたら変更できる制度なので、無理に我慢する必要はありません
うちの場合の実感なので、地域や事業所によって事情は異なると思います。まずは地域包括支援センターや自治体の窓口に相談してみることをおすすめします。
次は、実際にケアプランをどう組んでもらったかについて書く予定です。
こもれび


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